2019年秋 韓国のお祭情報

地方各地でも数々のお祭りやイベント行事が行われ、その土地土地独特の韓国文化に触れるには、いいチャンスです。
特に10月後半は、紅葉やススキで秋が彩る中、うまく時期を合わせて、覗いてみてはいかがでしょうか。
9月のお祭り
■茂朱ホタル祭り

場所:全羅北道 茂朱郡 南大川、バンディランド一帯
茂朱蛍祭りは自然豊かな場所にだけ生息する蛍をテーマにした環境にやさしい祭りです。ホタル探査体験では数十万匹の蛍が夜空に舞う様子を見ることができます。代表プログラムに蛍の神秘探査、蛍の国観覧、ランタン飛ばしなどがあります。

■襄陽(ヤンヤン) マツタケ祭り

場所: 江原道 襄陽郡 南大川周辺、マツタケ産地一帯など
厳重に管理されているため、普段はなかなか入ることができない江原道の襄陽地域の自然の山から採れるマツタケを味わうことができるお祭りです。自然を楽しみながら天然のマツタケの生態を観察し、実際にマツタケを採ってみる体験や、様々なマツタケを使った料理の試食もすることができます。

■安東国際仮面劇フェスティバル

場所: 慶尚北道 安東市内、タルチュム公園、河回村など
重要無形文化財に指定されている韓国の仮面劇の公演と、海外の代表的な公演団体による様々な仮面劇の公演を見ることができます。お祭りを見にやって来た観光客が仮面を付けて踊りを踊る観客参加型のイベントでは、いつもの通りが瞬く間にお祭り会場へと姿を変えます。

■百済文化祭(公州・扶余)

場所:公州市錦江新官公園一帯、扶余郡定林寺址一帯
百済文化祭は、1955年に扶余で、百済末期の三忠臣(成忠、興首、階伯)や女官たちを覚えて行われた「百済大祭」が始まりです。やがて公州市とも合同で百済の歴史と文化を伝える百済文化祭として行われるようになりました。大百済パレード、花火大会、灯籠の展示、伝統民俗公演などのプログラムが行なわれます。

10月のお祭り
■晋州南江流灯祭り

場所: 慶尚南道 晋州市 南江一帯
川に様々な灯籠を浮かべて流す晋州南江流灯祭りは、文化体育観光部により2012年の韓国代表祭りに指定されました。お祭りは、世界各国の灯籠の展示や、観光客が実際に灯籠を作ってみる体験イベントなどがあります。特に、灯籠が夜の南江をいっぱいに埋める光景は壮観です。
■全州世界ソリ祭り

場所: 全羅北道 全州市韓国ソリ文化の殿堂、全州韓屋村
ユネスコ世界無形文化遺産に登録されているパンソリを中心とした韓国の伝統音楽を世界に広く知ってもらうために開催される祭りで、世界の様々な音楽的遺産とも幅広く交流することができます。

■安城「男寺党」バウドギ祭り

※雨天中止となる場合があります。
場所: 京畿道 安城市 安城マッチュムランドなど
安城男寺党バウドギ祭りは、朝鮮後期に全国を放浪しながら公演を行った男寺党一座の根拠地であった安城で開かれるお祭りで、2009年にユネスコ世界無形文化遺産に登録された韓国の伝統的な男寺党公演を見ることができます。
■水原華城文化祭り

会場: 京畿道 水原市 華城行宮広場、水原華城一帯
ユネスコが指定した世界文化遺産である華城の意味を継承する文化祭りで、朝鮮第22代正祖大王陵行幸演示を始め、壮勇営守衛儀式、市民パレード・伝統文化公演・体験など多彩なイベントが繰り広げられます。

■康津青磁祭り

場所:全羅南道 康津郡 康津高麗青磁窯址一帯
8~14世紀まで韓国最大の青磁の生産地であった唐津(カンジン)で開かれるお祭りで、韓国の陶磁芸術品の極地に数えられる美しい高麗青磁に出会えます。特に高麗青磁を直に作ってみる体験コーナーは外国人観光客にも人気があります。

■釜山国際映画祭 (BIFF)

場所: 釜山広域市 中区 南浦洞 劇場街、水営湾ヨット競技場、海雲台など
アジア最大の映画祭である釜山国際映画祭では、世界の映画のトレンドが分かる様々なジャンルの映画が上映されます。また、様々なジャンルの映画の中から好みに合った映画を探す面白さも味わうことができます。

■全州ビビンバ祭り

場所: 全羅北道 全州市全州韓屋村一帯
韓国料理を広く世界に知ってもらうために開催されるお祭りで、101種類のビビンバの展示や、伝統ビビンバの調理体験、韓国伝統料理体験や、様々な料理コンテストなど多彩なイベントが催されます。

■論山江景塩辛祭り

場所: 忠清南道 論山市 江景塩辛市場など
韓国最大の塩辛市場がある江景で開かれる江景発酵塩辛祭りでは、韓国ならではの塩辛を味わい、実際に作ってみる体験もすることができます。また、漁村独特の風習にも触れることができる祭りです。
11月のお祭り
■ソウル ランタンフェスティバル

場所: ソウル特別市 清渓川(清渓広場~水標橋 1.2km)
2009年に「ソウル灯祭り」として始まり、2014年から「ソウルランタンフェスティバル」となりました。清渓広場から水標橋までの約1.2kmに渡って清渓川が、様々なランタン(灯篭)で飾られます。今年のテーマは「光で見る平昌冬季オリンピック」です。
