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通貨・為替レート

 通貨 単位= ドン(VND) 
 為替レート(目安) 10,000ドン=約50円 (2016年06月現在)

 ドンの桁数は膨れ上がりますが、ドンから「0を2つ取って割る2」が円と覚えておくといいでしょう。紙幣は100ドン札~50万ドンまで12種類ありますが、100ドン、200ドン札はあまり流通していないようです。また硬貨もありますが、あまり流通していません。
 最高額紙幣の50万ドン札で、約2,500円ですが、現地では1万円札感覚です。タクシーではよく釣銭がないと言われます。通常は10万ドン札以下が使われます。
 
 米ドルも観光客が訪れる場所では通用することがありますが、国の政策により徐々に減ってきています。
 またクレジットカードは一般的ではありません。ただし観光客の多い都市部のホテル、高級レストラン、デパートなどでは利用できることがあります。1、2枚は所持しておくといいでしょう。

ドンへの両替は…?

 ベトナムへは、日本円を持参しましょう。
 日本の空港ではレートが悪いため、ベトナム空港到着時に両替するのが便利でお得です。市中銀行や両替所と大きな差はありません。ベトナムでは、破れや、セロテープで補修されているお札は受け取り拒否されることがあるので、古いお札が混ざっていれば交換してもらいましょう。
 ドンを円に再両替することは基本的にできないと考えて、使う分だけ両替しましょう。物価の差にもご注意ください。紙幣であれば千円単位でできます。円からドンへの両替は、市中の銀行や両替所、ホテルでもできます。
 
 ドンからの再両替については、できる銀行が限られた上、その時折によって対応にバラツキが多いようです。両替できても再度手数料がかかる上、断られる場合もあり、特に円への両替は不能と考えておく方がいいでしょう。日本の空港でも一部対応している銀行や両替所はありますが、為替レートが相当悪くなります。

物価

 日本よりも物価の安いベトナム。
 近年はベトナム内でも物価上昇し、商品によっても異なりますが、必ずしもではないですが、概ね日本の3分の1程度と言われています。
 
 ミネラルウォーター500ml(国内)…6,000ドン~(約30円~)
 コカコーラ 330ml  …8,000ドン(約40円)
 缶ビール 330ml(国内) …12,500ドン(約60円)
 インスタントフォー  …3,000ドン(約15円)
 バインミー(ベトナム風サンドイッチ)10,000ドン~(約50円~)

 物価が安いということは、裏を返せば、貨幣価値が異なるということ。1万円分のドンは、3万円分の価値があります。現金は小分けにして持ち歩くようにして、高額紙幣や財布の中身はあまり見せないようにしましょう。
 海外の中では比較的安全と言われるベトナムでも、ひったくりやスリ、窃盗は多いです。現金はもちろん、日本から持ち込んで利用するカメラや、スマホ類、特にiPhoneは、ベトナムの貨幣価値の中では3倍以上する高価なものと念頭に置いておきましょう。

チップ

 ベトナムでは、日本同様、基本的にはチップは不要ですが、一部、気持ちとして渡す場面があります。ただし、物価の安いベトナムでは貨幣価値も異なっていますので、渡し過ぎにも注意しましょう。
 ホテルでは、ベッドメイクへの枕銭は、一人(ベット1台)2万ドン程度(約100円)を置くのが慣例になっています。またルームサービスなど何か依頼した場合にも、2万ドン程度を渡します。
 高級レストランでは、代金とは別にサービス料が徴収されていれば不要です。

 タクシーや、ツアー時のガイドやドライバーは、通常サービスの範囲内であれば不要です 。
 ただし例えば、長時間チャーターしたり、待たせたり、わがままを聞いてもらったり、その他、何か特別なサービスをしてもらった場合には、こちらからのお礼の気持ちとして渡すといいでしょう。