阿里山

樹齢1,000年のヒノキが魅せる神秘の世界

台湾旅行おすすめ 阿里山

 南台湾の嘉義県に位置する阿里山は、一つの山の名前ではなく、祝山、大塔山、塔山など18の高山一帯のことを指しています。最高峰は大塔山で標高2,663m。
 阿里山は「日の出、夕霧、雲海、鉄道、神木」の五つ景観が有名で台湾有数の観光地となっています。

 日本統治時代に良質なタイワンヒノキで注目を浴び、木材を運ぶために森林鉄道が敷設されました。
 山頂近くの阿里山駅周辺は標高2,000mを超え、樹齢1,000年を超えるタイワンヒノキやベニヒノキ群が神秘的な光景を織りなしています。

阿里山観光の気候とシーズン

阿里山観光風景
(写真:台湾観光協会)
 阿里山は高山地帯となるため、平野部より気温は低く、台湾では避暑地となっています。

 真夏の日中でも最高20~25度程度、朝晩は15度以下になります。11月~3月は日本と同様の冬物で、冬場の日の出の鑑賞にはダウンもほしいところです。積雪はごくまれです。

 また年間通じて雨も多く、傘やレインコートなど雨具も必要です。特に5~9月は梅雨や台風のため雨の日も多くなります。

 春:3月~4月頃 桜の時期
 夏:7~9月 避暑(雨も多い)
 秋:10~12月 紅葉(イチョウ、カエデ)
 冬:1~2月 雲鑑賞

阿里山の主な見どころ

阿里山観光マップ
地図出典: 台湾観光局「嘉義県」観光マップ。地名は補足。

阿里山森林鉄道

阿里山おすすめ 森林鉄道(写真:台湾観光協会)
 阿里山森林鉄道は、インドのダージリン鉄道、チリ~アルゼンチンを通るアンデス山鉄道と並んで、世界三大登山鉄道に数えられ、鉄道マニアならずとも、とても人気の列車となっております。
 元は、日本統治時代、タイワンヒノキを運ぶために敷設されたのが阿里山森林鉄道。元々の起点駅は北門駅で、北門駅そばに木造の旧駅舎も残されています。

 嘉義から住宅街を抜け、徐々に山中へ。窓からの景色が様々に変化していくのが見られます。
 最初はバナナの木や高いヤシの木の南国の様な景色。登るにつれ、竹林、茶畑、針葉樹へと変化を見せながら、 中腹の奮起湖駅に到着となります。奮起湖駅は元々上下線がすれ違う駅で、駅弁で有名です。
 現在は台風被害により、奮起湖駅から先、阿里山駅手前の神木駅まで運休中。嘉義-奮起湖間の平日1往復、土曜2往復、日曜3往復のみの運行となっております。

 また阿里山駅を起点に、神木、沼平へは10:00~16:00の間におよそ30分間隔(12時台を除く)で運行されています。祝山線は早朝、日の出の時間に合わせてのみ運行されています。
阿里山森林鉄道奮起湖弁当

阿里山森林遊楽区

 阿里山森林遊楽区は、標高2,000mの神木~阿里山~沼平駅周辺付近。阿里山では、平地から高度が上がるにつれ、亜熱帯の竹林から杉林へと変化していきますが、森林遊楽区付近になると樹齢1,000年を超すタイワンヒノキが自生しています。

巨木群桟道~檜の森が織りなす神秘の世界

 約600メートルの木製桟道には、平均樹齢1000年を超えたのタイワンヒノキや、ベニヒノキの巨木が群生しています。天気のいい日が望ましいですが、雨の森林は、また独特の味わいがあります。

阿里山森林遊楽区阿里山のヒノキ巨木阿里山の眺め

三代木 ~三代のヒノキが織りなす生命のアート

 三代木は、文字通り同じ株から出てきた三代目のベニヒノキ。
 初代ヒノキは、樹齢1500年で寿命を終え、それから250年後に二代目が芽生え、300年のち枯れたあと、今の三代目が芽生えたそうです。
 その姿は、長い年月を証する苔類とともに不思議な造形美を生み出しながら、生命の神秘を表現する、まさに自然界のアートのようです。

神木駅と初代神木遺跡

阿里山 神木駅 神木駅は、森林鉄道本線の終着「阿里山駅」1つ手前の駅。
 現在、奮起湖-神木駅間が不通のため、神木線して阿里山-神木駅間で運行されています。線路沿いに歩くこともできます。

 元々この近くに樹齢3,000年、高さ52.7mの初代神木「阿里山神木」がありましたが、落雷のダメージがひどく、倒木の危険が増したため、やむなく切り倒されました。切り倒された神木も「阿里山神木遺跡」として残されています。

・切り倒された初代神木
 阿里山 初代神木

香林神木(二代目神木)

阿里山香林神木香林神木
 樹齢推定2,300年、高さ約45mのベニヒノキ。元々は「光武檜」と名付けられていました。

 落雷のダメージにより切り倒されていた初代神木に次いで、2006年に2代目神木として選ばれ、2007年1月1日に「阿里山香林神木」と命名されました。
 

姉妹潭(姐妹潭) 

姉妹潭(姐潭)姉妹潭(妹潭)
 大きさのちがう二つの高山湖で、大きな姐潭と、小さな妹潭とがあります。

 森林遊楽区の中でも奥まった場所にあり、少し歩きますが、晴れた日には、鏡のように湖面に映る景色が見どころです。

受鎮宮

受鎮宮 台湾で最も高い海抜にある廟。玄天上帝が祀られています。
 毎年旧暦3月3日には、お祭りがあり、その頃になると、玄天上帝の像に「神蝶」が止まって離れないそうです。これはヤママユガ科の一種で、繁殖期を迎える時期にあたるためですが、玄天上帝が蛾仙女を救った事があり、恩返しに上帝の誕生日に蛾を遣わして誕生祝いをしていると言い伝えられています。

阿里山で泊まるなら「阿里山賓館」

阿里山賓館 1913年に作られ、日本の台湾総督や蒋介石も利用した由緒あるホテルで、標高2274m、台湾内のホテルでは最高地点に位置しています。
 昔からある歴史館(本館)と、新たに作られた新館とがあります。屋上からの眺めも素敵です。
 値は少し張りますが、阿里山に来たら、ぜひ泊まりたいホテルです。

日の出もいいですが、ぜひ夕陽も…

阿里山 夕陽 阿里山観光の定番は「日の出」ですが、もちろん日は沈みもします。
 晴れた日には、オレンジ色の夕陽が、山肌を照らしながら沈んでいきます。

阿里山(祝山)からの日の出

阿里山からの日の出 阿里山観光での定番の1つになっているのが、祝山からの日の出。
 日の出時間は、夏至の時期でおよそ朝5時頃~冬至の頃は朝7時頃。まだ暗い深夜未明、日の出の約1時間前に阿里山駅から日の出列車(祝山線)に乗り、祝山駅へ。祝山駅を降りると、すぐ目の前が日の出の展望台になっています。祝山駅は現在の台湾最高地点の鉄道駅(標高2,451m)です。
 天候次第ではご覧いただけない場合もあり得ますが、毎回、異なる日の出風景を描いてくれます。
雲海の上を昇る朝日阿里山鉄道祝山線

阿里山公路(台湾省道18号線)

 阿里山への交通手段として開発されたのが台湾省道18号線、通称「阿里山公路」です。
 嘉義から途中、天長地久橋、石棹などの観光スポットを巡りながら、阿里山森林遊楽区へと向かうことができます。

天長地久橋

阿里山 天長地久橋 1937(昭和12)年に建設された「天長」と「地久」という2つの吊り橋で、天長節(昭和天皇の誕生日)と地久節(皇后お誕生日)を記念して命名されました。
 今では、恋人たちが一緒に手を繋いで渡ると、永遠に一緒にいられるという逸話になっています。

阿里山高山茶の茶畑

阿里山の茶畑 阿里山はお茶の名産地。阿里山の高山茶は、気候や土壌に優れ、茶葉に甘みがあり、台湾一美味しいとも言われています。
 北回帰線の南北50km、標高1000m~1500mの範囲が条件としてベストで、一帯には広大な茶畑が広がっています。
 観光では主に「茶の南道」と呼ばれる石棹付近を見学することが多いですが、「茶の北道」の梅山~太平~碧湖付近の風景も有名です。

二延平歩道

二延平歩道 標高約1,800mの遊歩道。
 阿里山の中腹になりますが、二延平歩道のある「隙頂」エリアは、温帯と亜熱帯が交差し、北回帰線エリアでもあります。さまざまな農産物が産出されており、特にお茶、柿、胡蝶蘭は台湾の中でも特産地となっております。
 竹林や茶畑、見晴らし台があり、季節や天候によりますが、雲海や、綺麗な夕景が鑑賞でき、カメラマンにも非常に人気のあるスポットです。

※坂道や階段もある1時間半~2時間の徒歩コースとなります。

阿里山に暮らす先住民族「ツォウ族」

阿里山近辺の原住民ツォウ族(写真:台湾観光協会)
 阿里山の南側一帯には、ツォウ族の集落が多くあります。
 阿里山公路沿いには、観光向けに伝統舞踊や文化を紹介する優遊吧斯(YUYUPAS)があり、ツォウ族の文化に触れることができます。

オーダーメイド手配例

※弊社ではお客様のご要望に合わせて、お見積からいたします。
 森林鉄道のご乗車をご希望の場合は、遅くともご出発の1か月前には、お問い合わせください。

現地・嘉義発着 阿里山1泊2日(例)

■1日目
嘉義駅で日本語ガイドと待ち合わせ。
09:00発の森林鉄道に乗車、11:20奮起湖着
奮起湖の老街にて名物の駅弁を購入。
路線バスまたは乗合タクシーで、阿里山駅へ(約1時間)
到着後、「阿里山賓館」にチェックイン。
森林遊楽区内の散策
(散策コースは脚力に応じて現地にて相談)
ホテルにて夕食。

■2日目
深夜未明、ホテルを出発、阿里山駅へ。
日の出の約1時間前発の「日の出列車」に乗り(25分乗車)祝山駅へ。
早朝、日の出を鑑賞。
日の出鑑賞後、ホテルに戻り朝食。
受鎮宮、台湾最高峰の小学校(外観)など観光(現地にて相談)
専用車にて下山しながら
石卓(お茶畑)、天長地久橋、龍隠寺の観光。
(ご希望に応じて二延平歩道へ。※1時間半~2時間の徒歩コースとなります)
観光後、嘉義駅へ。

上記手配の参考料金

2017年 平日(日~木)
※台湾休日前日、日本の連休時期、7~8月、年末年始等を除く

嘉義駅発着 日本語ガイドがご案内
行き:森林鉄道乗車 帰り:専用車利用
ホテル: 阿里山賓館(歴史館)2名様1室ご利用
・2名様の場合 お一人様 69,800円
・4名様の場合 お一人様 49,800円

・金、土、休日前日、特定日等の目安 上記よりお一人様 約5,000~8,000円増
(ホテルの空室状況、部屋のカテゴリーなどにより、さらに料金追加になる場合もあります。)

上記は、嘉義発着阿里山1泊2日のみ手配の場合の参考料金です。
出発日、特定日、為替レートによって変動します。お見積いたしますので、お問い合わせください。
日本からの航空券、嘉義までの移動等は含まれておりません。合わせてお見積・手配可能ですので、ご希望をお知らせください。

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