インド最大の面積を誇るラジャスタン州。
その語源は「ラージプート(インドの正統的な戦士集団)の土地」という意味で、起源は中央アジアの騎馬遊牧民のようです。この土地の民族と融合、土着していきながら、マハラジャたちが勢力を拡大していきました。
州都はお馴染み「ジャイプール」。その南方には虎をはじめとする野生動物が生息するランタンポール国立公園があり、州西部には砂漠が拡がっています。
インド旅行ではお馴染み三大観光都市のジャイプール。ラジャスターン州の州都です。
ピンクシティとも呼ばれ、褐色の城壁に囲まれたきらびやかな町。牛やラクダ、象などの動物が通りを行き交う様子に、インドらしさを実感できます。
ジャイプールのシンボルとも言える優雅な風の宮殿や、マハラジャの住居シティパレス、現在でも驚くべき正確さを誇る天文台ジャンタル・マンタルなど、観光スポットも盛りだくさんです。
(詳しくは…»
インドの紹介「ジャイプールの観光地」に掲載しています)
マハラジャたちが勢力を誇示してきたのもラジャスターン州。
ジャイプールのランバーグ・パレス、湖の町ウダイプールのタージ・レイク・パレスなど、各地のマハラジャたちが建てた豪華宮殿をホテルにしたヘリテージホテルにも滞在できます。
決して見た目の豪華さだけではなく、最高のホスピタリティで迎えてくれます。是非一度、マハラジャたちの気分にも浸ってみてください(^^)
(詳しくは…インドの紹介「【特集】宮殿ホテル」に掲載しています)
野生のジャングル、ランタンボール国立公園
面積は392平方キロメートル及び、野生のベンガルタイガーが見られる場所として、インドで最も人気の高い動物保護区の1つです。
サファリパークのようにジープに乗りながら、トラの他、ヒョウ、マウンテンガゼル、サンバー(鹿)、ラングール(猿)、インドイノシシなど、インド固有の珍しい動物に出会えます。また園内には300種類以上の野鳥も生息。中心部の小高い丘の上にはランタンボール城があり、公園全体を見下ろす壮大な景色が楽しめます。
( 参考プラン…»
おすすめプラン「ランタンボール国立公園と基本3都市7泊9日」)
By Koshy Koshy from Faridabad, Haryana, India [
CC BY 2.0 ], via Wikimedia Commons
By NH53 [
CC BY 2.0 ()], via Wikimedia Commons
※各種動物たちは自然の中で生息しています。専門の係員が案内しますが、必ずしも特定の動物をご覧いただけるとは限りませんので、ご了承ください。
壁が青く塗られたジョードプル
一年中太陽が降り注ぐ広大なタール砂漠の入り口にある町、ジョードプル。
15世紀後半に、この地を治めていたマルワール王国の新しい首都として建設され、当時の王ラオ・ジョーダにちなんでジョードプルと名付けられました。壁が青く塗られた建物が多いことから、ブルーシティとも言われています。
町を見下ろす壮大なメヘランガル砦はラジャスタン州最大の城砦。旧市街を囲む岩山の上にそびえる砦には、壮麗なマハラジャの宮殿や寺院などが建てられています。美しい宮殿を堪能した後は、庶民の集う町のバザールへ。スパイスやテキスタイル民芸品などのショッピングが楽しめます。
白亜の大理石で築かれたマハラジャ・ジャスワント・シンⅡ世の霊廟、ジャスワント・タダも見逃せません。
砂漠の町ジャイサルメール
タール砂漠の中央に位置する町ジャイサルメールは、12世紀にラージプート族の王ジャイサルが、東西交易路の中継地として築いた都市です。ゴールデンシティとも呼ばれ、町全体がハチミツ色に彩られています。
家の窓や壁にはレース状の紋様が刻み込まれ、中世の雰囲気がそのまま残る美しい町並みが魅力。そうした家々を眺めつつジャイサルメール城に上って町の外の荒野を見下ろせば、ここが砂漠の城塞都市ということを体感できます。
夕暮れ時にはサム砂丘のキャメル・サファリへ。ラクダの背中に揺られながら眺める美しい夕日は、生涯忘れられない光景となるでしょう。