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インドの学校教育視察旅行8日間

公立小学校長先生グループの学校視察ツアー 2013年8月

インド学校視察 今回の視察目的は、ITや数学教育が世界的に有名なインドにおけるエリート教育、および格差の大きいインドの義務教育の教育制度の現状も視察しながら問題点を探るというもの。

そこで、訪問先は下記2校を選定。
A)比較的裕福な子供が通う幼稚園から高校までの一貫教育の私立学校(ジャイプール)
インド教育現場視察B)スラムの中にありNGOが企業や個人の寄付を集めて運営する学校(デリー)

 この2校の訪問により富裕層と貧困層の教育の現状を比較していただき、また具体的に日本との比較や、日本の教育に取り入れるべき点や問題点を考察していただけるようにいたしました。

訪問のようす

A)Subodh Public School(スボード私立学校)

インド私立学校の学生 インドで「Public School パブリックスクール」と言うと、私立の学校を指します。
 スボード私立学校は、教師数200人、全校生徒3500人、インドの就学前教育+小中高校教育を行なう私立の学校。政府の後期中等教育中央審議会に準拠したカリキュラムに基づく指導が行なわれています。

 校長室にてお互いの挨拶と説明の後、授業風景を視察させていただきました。インドIT授業の視察 科目はコンピューター、数学、化学、語学、ダンス、アートなど。幼稚園生から高校生までのクラスを幅広く見学。生徒達と直接話す機会もあり、将来の明確な目的を持って熱心に勉強する姿が印象的でした。

 その後、講堂にてお茶を飲みながら、先生方同士の意見交換会を。
 日本側からは、授業のカリキュラムや科目選択のシステム、また授業で使用する言語(すべて英語で行われています)インド学校授業の見学について、また化学など実験を伴う科目の教室の設備、複数の異なるレベルの学生達を一度に収容して行うコンピューターの授業のシステムについてなどの質問が出ていました。
 インド側からは、日本の学校との交流を図りたいという希望が伝えられ、すでに行われているヨーロッパの学校との交流内容を聞きながら、将来的な実施の可能性が討議されました。

 今後、日印の学校交流が実現できれば素晴らしいですね。

B)Deepalaya (ディーパラヤ)

インドの貧困層のためのNGO学校 インド政府は、2010年に小中学校を義務教育化しましたが、貧困層においては、依然と教育に対する親の理解の欠如や児童労働などの事情により、学校に通っていない子供達が多いのが現状です。

 34年前スラムに住む貧しい子供達数人を生徒として始められたこの学校は、今や7つの分校を運営する大きな組織に発展し、経済的に恵まれない子供達に自立するための教育を与え、社会へ羽ばたく土台を作っています。卒業生の中には、さらに専門的な教育を受けるために海外へ留学したり、大手企業で活躍するケースも増えています。
 運営はすべて寄付によって賄われ、子供達は無料で学校に通うことができます。学校の設立目的に共鳴した企業と協力してインターン制度を実施するなど、職業訓練を行うことにも力を入れています。

インドNGO学校の授業見学 今回の視察では、最初に案内の先生による学校の紹介と、続いて日本の先生方からの質疑応答を行い、どのような子供達が通ってくるのか、学校に来ない子供達と家庭への対応、卒業後の生徒達の進路についてなどの話を伺いました。
 続いて授業の様子を見た後、子供達が歌と踊りを披露してくれ、子供達に見送られて視察終了。
 学校は、ゴミだらけのスラム街一角にある質素な建物ですが、一歩中に入ると子供達の輝く表情がとても印象的。先生たちの子供達に対する教育への情熱にも感銘を受けます。
 

2つの学校訪問を終えた先生方からの感想。

インドのエリート教育視察● 全ての子供達が普通に義務教育に通う日本では想像もつかないインドの格差社会だが、日本においては全てを平等にしようとすることで子供達の可能性を殺している場合もある。日本はもっとエリート教育に力を入れて、特定の分野に秀でる子供を育てていくシステムを作るべき。

● これからの日本の子供達は、これほどの多様性の中で育つ人間達と渡り合っていかなければならない。日本の子供達が将来、国際社会で自分達の責任を果たせる人間となるためにはどのような教育が必要かを、もう一度考えていきたい。

ツアーの企画・実施を終えて~ツアー担当者談

 最初に訪れたパブリックスクールでは来客を案内する生徒が数人任命されており、堪能な英語でテキパキと学校の説明をしながら案内をしてくれました。インド人の場合、英語のレベルと受けた教育レベルの高さはほぼ比例しますが、このようにすべての授業が英語で行われる環境や子供達の向上心の強さ、また宗教、民族、家庭環境の異なる子供達が共に教育を受ける現場を見て、自分の意見を的確に表現できるインド人はこうして育てられるのだと納得。

インド学生との交流 今回参加された先生方は、海外での学校訪問は初めてという方が多く、またインドという国に対する興味も重なり、両方の学校で大変熱心に授業をご覧になっていただきました。帰国後に、子供達や親達に伝えたいものを溢れるほど感じ取られたご様子で、それぞれに感動と感謝の意を伝えて頂きました。視察先の選択も的を得ていたようです。
 今回は参加者自身も、自分の体験や想いを公の場で伝える場所を持つ職業であったため、旅行後の波及効果も特に大きかったと感じました。
インドの社会貢献
 インドでは、より良い社会を作ろうとする富裕層やミドルクラスも多く見られます。激しい格差の中で貧困層に対する援助を自分達の社会的責任と捉え、特別な事ではなくごく自然に日常的な事として行っています。
 専門分野の内容について学ぶのはもちろんのこと、自分自身の社会的責任とは何かを改めて考えさせられる国、それもインドかもしれません。

インドの教育現場視察旅行8日間


日次 スケジュール
1 成田
デリー
夜  成田空港発 直行便にてデリーへ 
深夜 デリー着。ホテルへご案内 。
ホテル (デリー泊)
食事 [機内食] 夕×
2 デリー





ジャイプール
朝食:ホテルにてビュッフェ
デリー観光
国会議事堂、インド門(車窓より見学)
世界遺産・クトゥブミナール(入場)など
昼食:レストランにて
専用バスにてジャイプールへ移動(約6時間)
夕食:レストランにて
ラジャスタン民族舞踊を見ながらのウェルカムディナー
ホテル (ジャイプール泊)
食事 朝〇 昼〇 夕〇
3 ジャイプール 朝食:ホテルにてビュッフェ
視察1 ジャイプール市内の私立学校訪問(約2時間)
ジャイプール市内観光 シティパレス、風の宮殿など
昼食:レストランにて
テキスタイルのお店にてショッピングのご案内
レストランにて、地元の女性グループとの交流
夕食:同レストランにてビュッフェ
ホテル (ジャイプール泊)
食事 朝〇 昼〇 夕〇
4 ジャイプール 朝食:ホテルにてビュッフェ
ジャイプール観光
アンベール城(象のタクシーで入城)
ジュエリーショッピンングのご案内
昼食:レストランにてインド料理
フリータイム(希望者にはオプショナルにて下記ご案内)
 ・エステ
 ・ショッピングセンターでのショッピング
夕食:レストランにて中華
ホテル (ジャイプール泊) 
食事 朝〇 昼〇 夕〇
5 ジャイプール




アグラ
朝食:ホテルにてビュッフェ
専用バスにてアグラへ移動(約5時間)
途中、世界遺産・ファティープル・シクリ観光
昼食:レストランにてインド料理
引き続きアグラへ移動
夕食:ホテルにてビュッフェ
ホテル (アグラ泊)
食事 朝〇 昼〇 夕〇
6 アグラ





デリー
朝食:ホテルにてビュッフェ
アグラ観光
世界遺産・タージマハル、アグラ城
大理石店のショッピングにご案内
昼食:レストランにて南インド料理
専用バスにてデリーへ移動(約5時間)
夕食:ホテルにて中華
ホテル (デリー泊) 
食事 朝〇 昼〇 夕〇
7 デリー 朝食:ホテルにてビュッフェ
視察2 デリー郊外の学校訪問(約1時間)
オールドデリー観光
ジャマ・マスジッド(モスク)、サイクルリキシャ体験、レッドフォートなど
昼食:レストランにてタンドリーチキンのランチ
世界遺産・フマユーン廟、マーケットでのショッピング、紅茶専門店のご案内
夕食:ホテルにてビュッフェ
デリー国際空港へ。
食事 朝〇 昼〇 夕〇
8 デリー
成田
深夜未明にデリーから空路、成田へ(機内泊)。
午後 成田空港着後、解散
食事 [機内食]